謹賀新年 乙巳(きのと・み)
2025年1月6日(月)
あけましておめでとうございます。
今年は巳年。その中でも今年の干支(えと)は、乙巳(きのと・み)です。
ネットを見ると、乙巳が表す意味は、
といった解説がならんでおります。
これまでのやり方や考え方を敢えて見直し、脱ぎ捨てることで新しい自分に生まれ変わっていく、そうした再生の節目が人生には幾度かあるのではないでしょうか。乙巳の年に考えてみたいテーマの一つです。
ところで「乙巳」の「巳」は十二支と呼ばれ12の動物で表わされております。一方「乙巳」の「乙」は十干と呼ばれ、陰陽節での「木、火、土、金、水」に関連した意味を持つ、「甲」から始まる10個の符号です。この十二支と十干で年の繰り返しを表現するという習慣は、古代中国において当時の人々が生活の中でいかに身近に自然を見ていたか、感じていたかを今に伝える一つの証しではないでしょうか。身近に見ていた動物の特徴、習性を捉え、それを表現したり、物語に昇華したりして、人間自身の日常の生き方に跳ね返らせていく人間の知恵がそこにはあったと思われます。生活の中で山野を歩き回る時に目にした蛇の抜け殻を見て(あるいは蛇が脱皮している様子そのものを見て)、その姿を自分の生き方の一つの理想として取り込んでいく、そんな一人一人の小さな思い付きの積み重ねが人間社会としての創造性にまで高まっていったものが「十二支」ではないでしょうか。自然を食の糧やエネルギーの源として、いかに人間の生存に利用できるかという方角からだけ見るのではなく、自分の人生・生活と一体のものとして理解し、人と自然が互いに呼吸し合ってきたからこそ創り得た「十二支」。それは、外敵や災難も多い自然の中にあっても人間一人一人がたくましく主体的な自分の生命の主として、自ら自分の人生・生活を大切に司ってきたという足跡なのかもしれません。
翻って、さまざまに管理された社会である現代に生きる我々が、今、人が生きる拠り所となるものを、その意味も言葉で表現しながら12個並べてみるとすると、いったい何を並べるでしょうか?そしてそれは何千年もの後までも人々の共感とともに語り継がれるものとなるでしょうか?
そう考えると、我々の誇る現代文明とはいったい何なのだろうかと思わずにはおれない「乙巳」の年の始まりです。
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